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付録Aに示すように,このフーリエ級数は,
ここで,不連続点でのの値を考える.式(2)に代 入すると,
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不連続点を含む関数をフーリエ級数で表した場合,の不 連続点での値は
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物言い 「たしかに,この例では不連続点での値は両端の相加平均となっ ている.それが一般的に成り立つか保証はあるのか?」.なかなか,良い指摘である.こ の証明をこの講義でする時間はない.さらに,いろいろなことを学ばないとそれが理解で きないであろう.したがって,直感的には正しそうなので,そんなものと思ってほしい. 事実,不連続点での値はこれで正しいのである.納得できなければ,各自,数学の教科書 を調べよ.
このように不連続部分でも値がちゃんと存在することは重要である.有限区間で定義され た関数が不連続部分や関数の両端で値があるとき,その関数は区分的に連続 という.