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コンピューター Python インストール

Pythonインストール (古い情報) インストールと実行の確認

Pythonのインストール方法と「Hello world」プログラムの作成方法をしめします.ここでのインストール方法は,すでに古くなっています.最新の Python インストール を参照ください.

目次


インストール

Windows 編

Windows の場合,インストーラーをダウンロードし,GUI 操作によりインストールします.

  1. Pythonのダウンロードのサイト「Download Python」へ移動します.環境に合ったインストールファイルをダウンロードします.通常のWindowsであれば,「Python 3.1.2 Windows x86 MSI Installer(Windows binary -- does not include source)」でしょう.
  2. ダウンロードしたファイル(python-3.1.2.msi)をダブルクリックします.
  3. セキュリティの警告が現れるかもしれません.そのときは,迷わずに「実行」ボタンをクリックします(図1).
  4. Pythonのセットアップのダイアログが現れます.通常は,「Install for all users」を選択しします.そして,[Next>]ボタンをクリックします(図2).
  5. Pythonのセットアップのダイアログが現れます.通常は,「Install for all users」を選択しします.そして,[Next>]ボタンをクリックします(図3).
    セキュリティ警告 ユーザーの指定 ディレクトリーの指定
    セキュリティの警告 ユーザーの指定 ディレクトリーの指定
  6. インストールするパッケージを選択します.通常は,デフォルトのままでインストールします.なにもしないで,[Next≤]ボタンをクリックします(図4).
  7. インストールが始まります(図5).
  8. インストールが完了したら,[Finish]ボタンをクリックします(図6).
    パッケージの選択 インストール中 インストール完了
    パッケージの選択 インストール中 インストール完了
  9. インストールが完了したら,コマンドプロンプト(DOS窓)から,Pythonが実行できるようにパスを通します.
    1. マイコンピューターを右クリックして,プロパティを選択します.
    2. ダイアログ「システムのプロパティ」が現れますので,「詳細設定」タブの[環境変数(N)]ボタンをクリックします.システム環境変数(S)のPathを選択して,[編集(I)]ボタンをクリックします.
    3. ダイアログ「システム変数の編集」が現れますので,変数値の最後に Pythonをインストールしたディレクトリを追記します.私の場合は,「C:\Python31;」を追記しました.
    4. 後は,3回[OK]ボタンを押して,システムのプロパティから抜けます.

Linux 編

Ubuntuの場合,次のコマンドでインストールができます.

$ sudo  apt-get  install  python3

Pythonでは,さまざまなツールキットを利用して,GUIアプリケーションが作成できます.wxWidgetを使う可能性もあるので,そのツールもインストールしておきます.

$  sudo apt-get  install  python-wxtools

動作確認(Hello world)

インストールが完了後,バージョンの確認を行います.そして,Hello world プログラムを実行し,動作の確認を行いましょう.また,プログラムの作成・実行の雰囲気も分かります.

バージョンの確認

以下のコマンドで,インストールされている Python のバージョンの確認ができます.

$ python -V

Python 3 の場合は,次のコマンドを使います.

$ python3 -V

コンソールアプリケーション

まずは,おきまりの「Hello world」のプログラムを作成します.そのリスト(hello.pl)は,下のようになります.

Hello wordのリスト(hello.py)

001   #!/usr/bin/python3
002   
003   print('Hello world !!')

1行目は,Windowsには関係ありませんので,記述不要です.悪さもしません.Unix系のOSの場合,記述した方が良いでしょう.

Windowsでの実行

windowsで実行する場合は,二通りの方法があります.「コマンドプロンプト」から実行する方法と,「Python Shell」から実行する方法です.

パスが通っていれば,コマンドプロンプトで実行可能です.ソースファイルを保存したディレクトリーに移動して,以下のコマンドをタイプします.

>  python hello.py

すると,以下の実行結果が表示されます.

コマンドプロンプトでの実行
コマンドプロンプトでの実行

Python Shell から実行する場合には,スタートメニューのプログラム(P) → Python 3.1 → IDLE (Python GUI) を選びます.すると,「Python Shell」が起動します.メインメニューの File → Open を選択して,ソースファイルを選びます.そうすると,別ウインドウにプログラムが現れます.メインメニューの Run → Run Module F5 を選択します.そうすると,プログラムが実行され,Python Shell に実行結果が現れます.

プログラムと実行のウィンドウ プログラムと実行のウィンドウ
プログラムと実行のウィンドウ シェルに表示された実行結果

好みにもよりますが,私はコマンドプロンプトから実行する方が便利だと思います.

Linuxでの実行

Linuxでも,二通りの方法で実行できます.ソースプログラムを Python の引数で渡す方法と,ソースプログラムに実行権限を与える方法です.

ソースファイルのあるディレクトリーに移動して,次のコマンドをタイプすれば,実行できます.

$  python3 hello.py

すると,図10に示す実行結果が表示されます.

もっとも良い方法は,プログラムに実行権限を与え,実行させることです.あたかもアプリケーションプログラムのように動作します.この場合は,次のようにタイプします.

$  ./hello.py

プログラムの第一行目のディレクティブ(#!/usr/bin/python3)で,このプログラムのインタプリタを判断しています.シャープとびっくりマークのあとに,インタプリタの実行ファイルのパスを書きます.この場合の実行結果を,図11に示します.

Pythonコマンドでの実行 P実行権限を与えて実行
Pythonコマンドでの実行 実行権限を与えて実行

GUI アプリケーション

次に,GUI 版の Hello world をつくってみましょう.ここでは,ツールキット tkinter を使います.プログラムは,以下の通りです.Windows でも Linux でも同じです.

GUI 版の Hello word のリスト(hello_tk.py)

001   #!/usr/bin/python3
002   
003   import tkinter as Tk
004   
005   widget = Tk.Label(None, text="Hello World")
006   widget.pack()
007   widget.mainloop()

Windows,Linuxともコンソールアプリケーションとして,実行します.実行すると,以下のようなウィジェットが現れます.

GUI版の Hello world (Windows) GUI版の Hello world (Linux)
Windows の場合 Linux の場合

ページ作成情報

参考資料

  1. ツールキットの選択は,「wxWidgets でクロスプラットフォーム GUIアプリを作ろう」を参考にしました.

更新履歴

2010年09月24日 ページの新規作成
2017年01月04日 情報が古いので更新の停止


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