Windows 11設定
Microsoft アカウントと Windows 11 の設定について,説明します.
目次
ThinkPad X13
23年ぶりに新しいラップトップPCを購入しました.ThinkPad X13 です.2 TB のメインストレージ (m.2 SSD) としたかったのですが,そのための追加費用は 18万円です.かなり高いので,最小ストレージ: 256 GB の Think Pad を購入し,自分で 2 TB の SSD に変更しました.「M.2 SSD換装して14万円得しよう」を参考に作業を行いました.作業はとても簡単で,14万円程度の節約になります.
Windows 11 の問題
Windows 11 を設定をした結果,以下の二つの問題があることが分かりました.
- Microsoft アカウントが強制されます.そのため,ホームディレクトリーの名前が変なことになり.いくつもの PC で統一した名前を使いたい場合には大きな問題です.
- Widows 10 に比べ Windos 11 のデスクトップは,効率よく仕事を進めるようにできていない.PCを多用する人向きではない.
Microsoft アカウント
Windows 11 をインストールするとき,Microsoft アカウントの入力を求められます.私のアカウントは,yamamoto.masashi@xxxx.xxx.jp です.すると,ホームディレクトリー(フォルダー)が C:\Users\yamam となります.ホームディレクトリーが yamam となるのは非常に困ります.過去のデータや自作ソフトウェアー他は,ホームディレクトリーが C:\Users\yamamoto を仮定しているので,不都合が有ります.このホームディレクトリーをユーザー yamam から yamamoto に変えることができないです.Microsoft が勝手に yamam とします.糞みたいな仕様です.
ホームディレクトリーが yamam だと困るので,ここで yamamoto に変える方法を示します.ここで示す方法は「Windows 11でホームディレクトリの名前を変える方法」を参考にしました.具体的な方法は,以下の通りです.
- 通常の方法で,マイクロソフトアカウントでアカウントを作ります.私の場合,ホームディレクトリーは「C:\Users\yamam」になります.このホームディレクトリが問題です.
- 次に,PCにローカルユーザー: yamamoto でアカウントを作成します.
- 「Microsoft アカウントを持たないユーザーを追加する」を選択します.
- ユーザー名に使いたいホームディレクトリーと同一にします.私の場合,yamamoto.
- アカウントの種類は管理者にします.
- アカウント yamamoto ができたら,サインアウトします.そうして,yamamoto でサインインします.
- 最初の yamamoto でのサインインなので,適当に設定を行います.
- 先のアカウント(私の場合は yamam) にデータが有るならば,yamamoto に移動させます.
- 先のアカウント(私の場合は yamam) のアカウントとデータを削除します.これは設定 (ギアマーク) アカウントから作業可能です.
- 新しく作ったアカウント: yamamoto をマイクロソフトアカウントにします.これは設定 (ギアマーク) アカウント > ユーザー情報 から設定可能です.
UI を Windows 10 風に
私の感覚では,Windows 11 の UI はいまいちです.そこで,「可能な限りWindows 11のUIをWindows 10風に変更するまとめ」を参考に,UI を Windows 10 風にしました」を参考に,以下の方法で Windows 10 風にします.
- ExplorerPacher をダウンロードします.ダウンロード元は「Releases valinet/ExplorerPacherです.私は下の方にある「ep_setup.exe」をダウンロードしました.ダウンロード後,ファイルをダブルクリックすることで,ExplorerPacher をインストールします.
- ExplorerPacher が起動すると,タスクバーにプロパティが現れます.それをクリックし,以下の設定を行います.
カテゴリ |
設定 |
内容 |
タスクバー |
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タスクバーのスタイル: Windows 10 (ExplorerPatcher) |
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タスクバーのアイコンサイズ: 小 |
エクスプローラー |
✓ |
Windows 11 のコンテキストメニューを無効化する |
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コントロールインターフェース: Windows 10 のリボン |
その他 |
✓ |
アプリケーションウィンドウの角の丸みを無効化する |
スタートメニュー |
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スタートメニューのスタイル: Windows 10 |
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画面上の位置: 画面端 |
アプリケーションの設定
Windows 10 から Windows 11 へのアプリケーションの設定を引き継ぐ必要があります.その設定を示します.
PuTTY
- 旧 PC (Windows 10) での作業
- レジストリエディタを起動
- [スタート] ボタンを右クリック → 「ファイル名を指定して実行」を選択.または [Windows] + [R] キーを押します.
- ダイアログ「ファイル名を指定して実行」が現れます.そこに,regedit と入力し [OK] をクリックします.
- レジストリエディタが起動します.
- PuTTY レジストリキーをエクスポート
- レジストリエディタでパス (HKEY_CURRENT_USER\Software\SimonTatham) に移動します.
- その下に PuTTY というキー (フォルダのようなもの) があります.
- PuTTY フォルダを右クリック → 「エクスポート」を選択します.
- 保存場所 (USB メモリ等) を指定し,適当なファイル名 (例: putty-settings.reg) で保存します.
- レジストリエディタを終了します.
旧 PC (Windows 10) での作業
- PuTTY をインストールします.
- エクスポートしたレジストリファイルをコピー
- 旧 PC で作成した .reg ファイル(例: putty-settings.reg) を新 PC にコピーします.
- レジストリファイルをインポート
- コピーした .reg ファイルをダブルクリックします.
- セキュリティ警告やユーザーアカウント制御 (UAC) のダイアログが出たら許可します.
- インポートが完了します.
新 PC の PuTTY を起動すると,旧 PC で保存していたセッションや設定がそのまま表示・利用できるようになります.
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参考資料
更新履歴
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