Subsections

2 COMET IIの文字の取り扱い

2.1 文字の取り扱い方

COMET IIで文字列をコード化するためには,JIS X0201ラテン文字・片仮名用8単位符号を 用いる(付録,教科書p.13の表2.3).表を見て分かるように,この符号は各文字が8ビット の整数で表現されているだけである.たとえば,


文字 2進数 16進数
! 00100001 21
+ 00101011 2B
3 00110011 33
K 01001011 4B
t 01110100 74



のようになっている.次の問いに答えよ.

このコードでは,文字を8ビットで表すが,COMET IIは16ビット単位でデータを取り扱う. 一つのアドレスあたり2文字,格納することも考えられるが,そうすると1文字の取り扱い に困難をきたす.実際,COMET IIでは,上位8ビットを0にして,下位8ビットを使うと決 められている.それについては,教科書P.211の真ん中あたりの文字定数の部分に書いて ある.

文字がコード化されて,COMET IIのメモリーに格納される様子を図 2に示す.メモリーのアドレス#A000から, 'Akita kosen'と文字が格納される様子が分かるだろう.

図 2: 文字列のコード化の例.文字列'Akita kosen'がコード化され,メモリーに格納されている.データの'????'は不明を示す.
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/memory_Akita_kosen.eps}

2.2 文字と数値の違い

教科書に書いてある通り(P.14).


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-11-17


no counter