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4 結果
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3
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1
機材と注意事項
3
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2
単相半波整流回路
3
.
2
.
1
波形観測(半波整流回路)
3
.
2
.
2
平滑回路 I の特性(半波整流波形入力)
3
.
2
.
3
平滑回路 II の特性(半波整流波形入力)
3
.
3
単相全波整流回路
3
.
3
.
1
波形観測(全波整流回路)
3
.
3
.
2
平滑回路Iの特性(全波整流波形入力)
3
.
3
.
3
平滑回路IIの特性(全波整流波形入力)
3
.
3
.
4
平滑回路 III の特性(全波整流波形入力)
3
.
4
単相ブリッジ整流回路
3
.
4
.
1
波形観測(ブリッジ整流回路)
3
実験方法
3
.
1
機材と注意事項
実験には,表
1
に示す機材と用いる.
表 1:
電源回路の実験に使う機器
装置
メーカー
型番
使用
台数
電源パネル
1
オシロスコープ
KENWOOD
CS-5270
1
すべり抵抗器
1
交流電圧計
50[V]
1
直流電圧計
100[V]
1
直流電流計
1[A]
1
実験を行う場合,以下の注意事項を守ること.
実験に用いる「電源パネル」には,大別して以下に示す三つの回路が組み込まれている.
単相全波整流回路(ダイオードを1個はずすと単相半波整流になる)
単相ブリッジ整流回路
ツェナーダイオードを用いた安定化回路
各測定器は必ずゼロ調整を行ってから使用すること.
ダイオードや変圧器に過大な電流を流さないこと.負荷に流すことができる最大電 流は以下のとおりである.
(ア)
負荷接続端子TB01では,
0.6[A]
ただし,単相半波で使用する場合は
0.25[A]
(イ)
負荷接続端子TB03でも
(ア)と同じ
(ウ)
負荷接続端子TB05では
0.06[A]
すべり抵抗器(負荷抵抗)を短絡しないよう,十分注意して加減すること.
実験終了後は,C01〜C07(電解コンデンサー)の両側の電圧を測定し,電圧がゼロで あることを確認すること.もち,ゼロでない場合には,コンデンサーの両側を数百 オームの抵抗で短絡し,確実に放電させてゼロにすること.
以降の説明では,コンデンサー入力型平滑回路はろ波回路をも含めて図
11
のように区別している.
図 11:
コンデンサー入力型平滑回路の区分
3
.
2
単相半波整流回路
3
.
2
.
1
波形観測(半波整流回路)
以下に従い,半波整流回路の波形観測を行う.
図
12
に示す回路を作成する.
半波整流回路にするために,ダイオードCR02を取り外す.
TP03とTP02,TP05とTP06を接続する.
スイッチS02は(2)側,S03は(1)側,SWは(1)側へ入れる.
を観測するために交流電圧計を接続する.
を観測するために交流電圧計を接続する.
の平均電圧を観測するために直流電圧計を接続する.
のリップル波形を観測するためにオシロスコープを接続する.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP1とTP02間の電圧を100[V]とし,そのときの二次出力電 圧
を直流電圧計で読む.
オシロスコープで整流波形を観測し,図を描く.また,その波形より電圧の最大値
,周期
を観測し記録する.さらに,直流電圧計により,
の平均値
を読み取って,
と共に表
2
に記録する.
図 12:
単相半波整流回路の波形観測
3
.
2
.
2
平滑回路 I の特性(半波整流波形入力)
図
13
に示す直流電源回路の平滑特性を観測する.以下に従い,回路の特性の測定を行う.
測定回路を作成する.
前の実験(波形観測)の回路と変わるのは,スイッチS02を(1)側にするだけ.
スイッチS02を切り換えることにより,コンデンサーの容量を変化させ, リップルの様子を観測する.
予め,平滑回路のコンデンサーの容量を記録しておくこと.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP01とTP02間の電圧を100[V]とする.
オシロスコープでリップル波形を観測し,図に描く.
スイッチSWを(2)側にして,負荷電流
がゼロの時の直流電圧
,リッ プル電圧
を読み,記録する.
次にスイッチSWを(1)側にして,すべり抵抗器SRにより負荷電流
を20[mA]き ざみに200[mA]まで漸次増大させ,
に対する
および
を読み, 記録する.
次式により,リップル電圧の実効値およびリップル含有率を求める.
波形が三角波またはのこぎり波の場合の電圧の実効値
は
(
1
)
である.
リップル含有率は,
(
2
)
となる.
結果を表
3
の形式にまとめる.
スイッチS02を(3)側に切り換えて,(4)〜(7)と同様の実験を行う.
図 13:
半波整流回路の場合の平滑回路Iの特性観測
3
.
2
.
3
平滑回路 II の特性(半波整流波形入力)
図
11
に示したコンデンサーとチョークコイルからなる平滑 回路の特性を観測する.入力は,単相半波整流とする.以下に従い,回路の特性の測定を行う.
図
14
の測定回路を作成する.
半波整流にするために,ダイオードCR02を取り外す.
TP03とTP04,TP05とTP06,TP04とTP12,TP13とTB02を接続する.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP01とTP02間の電圧を100[V]とする.
オシロスコープでリップル波形を観測し,図に描く.
スイッチSWを(2)側にして,負荷電流
がゼロの時の直流電圧
,リッ プル電圧
を読み,記録する.
次にスイッチSWを(1)側にして,すべり抵抗器SRにより負荷電流
を20[mA]き ざみに200[mA]まで漸次増大させ,
に対する
および
を読み, 記録する.
次式により,リップル電圧の実効値およびリップル含有率を求める.
リップル波形はほぼ正弦波に近いので,電圧の実効値
は
(
3
)
である.
リップル含有率は,
(
4
)
となる.
結果を表
4
の形式にまとめる.
図 14:
半波整流回路の場合の平滑回路IIの特性観測
3
.
3
単相全波整流回路
3
.
3
.
1
波形観測(全波整流回路)
以下に従い,単相全波整流回路の波形観測を行う.
図
15
に示す回路を作成する.
TP03とTP02,TP05とTP06を接続する.
スイッチS02は(2)側,S03は(1)側,SWは(1)側へ入れる.
を観測するために交流電圧計を接続する.
を観測するために交流電圧計を接続する.
の平均電圧を観測するために直流電圧計を接続する.
のリップル波形を観測するためにオシロスコープを接続する.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP1とTP02間の電圧を100[V]とし,そのときの二次出力電 圧
を直流電圧計で読む.
オシロスコープで整流波形を観測し,図を描く.また,その波形より電圧の最大値
,周期
を観測し記録する.さらに,直流電圧計により,
の平均値
を読み取って,
と共に表
2
に記録する.
図 15:
単相全波整流回路の波形観測
3
.
3
.
2
平滑回路Iの特性(全波整流波形入力)
図
16
に示す直流電源回路の平滑特性を観測する.以下に従い,回路の特性の測定を行う.
測定回路を作成する.
前の実験(波形観測)の回路と変わるのは,スイッチS02を(1)側にするだけ.
スイッチS02を切り換えることにより,コンデンサーの容量を変化させ, リップルの様子を観測する.
予め,平滑回路のコンデンサーの容量を記録しておくこと.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP01とTP02間の電圧を100[V]とする.
オシロスコープでリップル波形を観測し,図に描く.
スイッチSWを(2)側にして,負荷電流
がゼロの時の直流電圧
,リッ プル電圧
を読み,記録する.
次にスイッチSWを(1)側にして,すべり抵抗器SRにより負荷電流
を20[mA]き ざみに200[mA]まで漸次増大させ,
に対する
および
を読み, 記録する.
次式により,リップル電圧の実効値およびリップル含有率を求める.
波形が三角波またはのこぎり波の場合の電圧の実効値
は
(
5
)
である.
リップル含有率は,
(
6
)
となる.
結果を表
3
の形式にまとめる.
スイッチS02を(3)側に切り換えて,(4)〜(7)と同様の実験を行う.
図 16:
全波整流回路の場合の平滑回路Iの特性観測
3
.
3
.
3
平滑回路IIの特性(全波整流波形入力)
図
11
に示したコンデンサーとチョークコイルからなる平滑 回路の特性を観測する.入力は,単相全波整流とする.以下に従い,回路の特性の測定を行う.
図
17
の測定回路を作成する.
TP03とTP04,TP05とTP06,TP04とTP12,TP13とTB02を接続する.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP01とTP02間の電圧を100[V]とする.
オシロスコープでリップル波形を観測し,図に描く.
スイッチSWを(2)側にして,負荷電流
がゼロの時の直流電圧
,リッ プル電圧
を読み,記録する.
次にスイッチSWを(1)側にして,すべり抵抗器SRにより負荷電流
を20[mA]き ざみに200[mA]まで漸次増大させ,
に対する
および
を読み, 記録する.
次式により,リップル電圧の実効値およびリップル含有率を求める.
リップル波形はほぼ正弦波に近いので,電圧の実効値
は
(
7
)
である.
リップル含有率は,
(
8
)
となる.
結果を表
4
の形式にまとめる.
図 17:
全波整流回路の場合の平滑回路IIの特性観測
3
.
3
.
4
平滑回路 III の特性(全波整流波形入力)
図
11
に示したコンデンサーと抵抗からなる平滑 回路の特性を観測する.入力は,単相全波整流とする.以下に従い,回路の特性の測定を行う.
図
18
の測定回路を作成する.前の実験回路と異 なる部分を以下に示す.
スイッチS03を(1)側に入れる.
ホーロー抵抗R04を取り外し,チョークコイルの位置に取り付ける.
スイッチS02は(1)側,S04は(1)側に入れる.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP01とTP02間の電圧を100[V]とする.
オシロスコープでリップル波形を観測し,図に描く.
スイッチSWを(2)側にして,負荷電流
がゼロの時の直流電圧
,リッ プル電圧
を読み,記録する.
次にスイッチSWを(1)側にして,すべり抵抗器SRにより負荷電流
を20[mA]き ざみに200[mA]まで漸次増大させ,
に対する
および
を読み, 記録する.
次式により,リップル電圧の実効値およびリップル含有率を求める.
リップル波形はほぼ正弦波に近いので,電圧の実効値
は
(
9
)
である.
リップル含有率は,
(
10
)
となる.
結果を表
5
の形式にまとめる.
図 18:
全波整流回路の場合の平滑回路IIIの特性観測
3
.
4
単相ブリッジ整流回路
3
.
4
.
1
波形観測(ブリッジ整流回路)
以下に従い,ブリッジ整流回路の波形観測を行う.
図
19
に示す回路を作成する.
ブリッジ整流回路にするために,ダイオードCR03〜06を使う.
TP03とTP04,TP05とTP06の接続を切り離す.
TP04とTP07,TP06とTP09を接続する.
スイッチS02は(2)側,S03は(1)側,SWは(1)側へ入れる.
を観測するために交流電圧計を接続する.
を観測するために交流電圧計を接続する.
の平均電圧を観測するために直流電圧計を接続する.
のリップル波形を観測するためにオシロスコープを接続する.
すべり抵抗器SRを最大にして,電源スイッチS01をONにする.
スライダックを調整してTP1とTP02間の電圧を100[V]とし,そのときの二次出力電 圧
を直流電圧計で読む.
オシロスコープで整流波形を観測し,図を描く.また,その波形より電圧の最大値
,周期
を観測し記録する.さらに,直流電圧計により,
の平均値
を読み取って,
と共に表
2
に記録する.
図 19:
単相ブリッジ整流回路の波形観測
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Yamamoto's laboratory
著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成17年10月21日