Excelは,Microsoft社の表計算ソフトウェアーである.世界中で使われており,表計算の分野でde facto standard(事実上の標準)となっている.ビジネスではもちろんのこと,技術系のレポート作成にもしばしば使われる.Word同様に, 実験実習のレポートの作成に活用するとよいだろう.
本音を言うと,表計算ソフトウェアーよりも,C言語でデータ処理をしてほしい.プログラミングの練習にもなるし,様々なデータに対して,柔軟な対応ができる.電気情報工学科の学生ならば,C言語くらいは自在に使ってほしい.
Excelは,秋田高専の学生用の全てのパソコンにインストールされている.そのため,どこでも,ファイルは編集可能である.
次にExcelを使っての「CR回路の周波数応答」の実験結果の表を作成の練習をする.ここでは,Excelの表計算の機能をつかって,理論値と測定値を求める.最終的には,図2のような表を作成して,Word の文書に貼り付ける.
以下の指示に従い,表を作成せよ.
=ATAN(1/(2*PI()*B5*1e-9*1e+4))*180/PI()と入れる.
=ASIN(F12/E12)*180/PI()になること以外は,位相角の理論値計算と同じである.完成すると,このよ うになる.
=20*LOG10((2*PI()*B5*1e-9*1e+4)/(SQRT(1+((2*PI()*B5*1e-9*1e+4))^2)))になること以外は,位相角の理論値計算と同じである.完成すると,このよ うになる.
=20*LOG10(D5/C5)になること以外は,位相角の理論値計算と同じである.完成すると,このよ うになる.
通常は,Excelで作成したデータは,以下のようにしてExcel形式で保存する.
Excelの表のデータを他のプログラムで使う場合 --- ここではNgraphで使う --- テキ スト形式で保存する必要がある.Ngraphの場合,CSV(カンマ区切り)をサポートし ている.そのため,CSVで保存しておく.
CSVのデータができあがったならば,Wordに貼り付ける.Wordのページに戻る.