電磁場解析CST Studio全般的な話
CST Studio は電磁場解析から始まったが,いまでは流体や熱,構造と解析領域を拡げている.
目次
購入先
CST-Studio は高価なソフトウェアーです.以下から購入可能です.
株式会社エーイーティー
商用利用であれば高価ですが,アカデミック版は安価です.理系の大学/高専でどんどん購入し,教育に使ってもらいたいです.長い間メーカーに在籍した経験から,理系の大学 (高専も) の卒業生がエンジニアーとして働くためには,このようなソフトウェアーが使える能力はとても重要と考えています.多くの大学でこのような安価で高品質なソフトウェアーが導入されない原因は教員にあると考えています.教員に能力が無いため,教えることができないからです.ソフトウェアーなんて教員が教える必要はなく,学生に勝手に触らせておけば,そのうちに使い方を理解します.教員の仕事は内部の計算の原理を教えるくらいです.それができないならば,計算結果のレビューをするだけでも教育になります.
何ができるか?
開発元の WEB サイトには,CST Studio で計算可能な内容が記載されている.その内容は以下の通りです.
- High Frequency Solvers: Asymptotic (高周波ソルバー: 漸近)
- High Frequency solvers: Eigenmode (高周波ソルバー: 固有モード)
- High Frequency solvers: Filter Designer 2D (高周波ソルバー: 二次元フィルターデザイン)
- High Frequency solvers: Filter Designer 3D (高周波ソルバー: 三次元フィルターデザイン)
- High Frequency solvers: Frequency Domain (高周波ソルバー: 周波数領域)
- High Frequency solvers: Integral Equation (高周波ソルバー: 積分方程式)
- High Frequency solvers: Multilayer (高周波ソルバー: マルチレイヤー)
- High Frequency solvers: Time Domain (高周波ソルバー: 時間領域)
- High Frequency solvers: Hybrid Solver Task (高周波ソルバー: ハイブリッド ソルバー タスク)
- Low Frequency Solvers: Electrostatic (低周波ソルバー: 静電場)
- Low Frequency Solvers: Stationary Current (低周波ソルバー: 定常電流)
- Low Frequency Solvers: Magnetostatic (低周波ソルバー: 静磁場)
- Low Frequency Solvers: Frequency Domain (低周波ソルバー: 周波数領域)
- Low Frequency Solvers: Time Domain (低周波ソルバー: 時間領域)
- Multiphysics Solvers: Thermal Steady State (マルチフィジックス ソルバー: 定常伝熱解析)
- Multiphysics Solvers: Thermal Transient (マルチフィジックス ソルバー: 過渡伝熱解析)
- Multiphysics Solvers: Conjugate Heat Transfer (マルチフィジックス ソルバー: 流体を含んだ伝熱解析)
- Multiphysics Solvers: Mechanical (マルチフィジックス ソルバー: 構造が移籍)
- Particles Solvers: Particle-in-cell (粒子解析: PIC 解析)
- Particles Solvers: Particle Tracking (粒子解析: 粒子追跡)
- Particles Solvers: Wake Field (粒子解析: 航跡場)
- EMC and EDA Solvers: PCB (放射ノイズと電気設計オートメーション: プリント基板解析)
- EMC and EDA Solvers: Rule Check (放射ノイズと電気設計オートメーション: デザインルールチェック)
- EMC and EDA Solvers: Cable Harness (放射ノイズと電気設計オートメーション: ケーブルハーネス)
ページ作成情報
参考資料
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