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tkinter
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はじめにPythonとはPythonは,1990年頃,Guido van Rossum により開発されたプログラミング言語です.オブジェクト指向のインタプリタで,PerlやRubyと比較されることが多いようです.このことから,言語の性格がある程度推測がつくと思います. 私は,長い間 Perl を愛用しています.理由は単純で,私が始めた頃には,高機能なスクリプト言語といえば,Perlの他に選択肢が無かったからです.いまでも,Perl を使うことが非常に多いですが,いろいろと違和感を感じています.グローバル変数とローカル変数の取り扱いとか,構造体が面倒とかです.これらは,少し長いプログラムを書く場合に,結構,いらつかせます.また,言語仕様もつぎはぎの印象があり,すっきりしていません.ちょっといい加減な何でもありの言語に思えます.これが,Perlの良いところでもありますが. てなわけで,すこし他のスクリプト言語も使ってみたくなりました.ちまたでは,Rubyの評判が良いのですが,ちょっと世界的にはユーザーが少ないことが気になります.Pythonも評判が良く,ユーザー数も問題なさそうなので,ちょっとPerlから浮気をしようと思っています. 設計思想と哲学Python を起動し,コマンド「import this」をタイプすると,「The Zen of Python, by Tim Peters」とパイソンの哲学(禅)が表示されます.内容は,以下の通りです.
Beautiful is better than ugly. (きたないのよりきれいな方がいい)
Explicit is better than implicit. (暗示するより明示するほうがいい) Simple is better than complex. (複雑なものよりシンプルがいい) Complex is better than complicated. (訳が分からないよりは複雑な方がよい) Flat is better than nested. (ネストさせなくていいならしない方がいい) Sparse is better than dense. (詰め込むより隙間があるほうがいい) Readability counts. (読みやすさがたいせつなのよ) Special cases aren't special enough to break the rules. (特殊であることはルールを破る理由にならない) Although practicality beats purity. (実用性を求めてくと,ちょっとはずれちゃうこともあるけどね) Errors should never pass silently. (エラーは隠すな,無視するな) Unless explicitly silenced. (ただし,わざと隠されているのなら見逃せ) In the face of ambiguity, refuse the temptation to guess. (あいまいなことをてきとーに処理しちゃいけません) There should be one-- and preferably only one --obvious way to do it. (たったひとつの冴えたやりかたがあるはずだ) Although that way may not be obvious at first unless you're Dutch. (そのやり方は一目見ただけではわかりにくいかもしれない.オランダ人にだけわかりやすいなんてこともあるかもしれない) Now is better than never. (やらないよりは今やるべき) Although never is often better than *right* now. (けど今「すぐ」やるならやんない方がいいこともある) If the implementation is hard to explain, it's a bad idea. (作るものをうまく説明できないようならそれはダメだ) If the implementation is easy to explain, it may be a good idea. (うまく説明できたらたぶんそれは良いアイディアだ) Namespaces are one honking great idea -- let's do more of those! (ぶらぼーなアイディア名前空間、やっぱこれですね) 日本語は,参考資料の [2] [3] および私の適当な訳です. ページ作成情報参考資料
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