保守ドライブのクローン(ハード)Mr. Clone を使う方法
AREA Mr.Clone を使いドライブのクローンを作成する方法を示します.
目次
はじめに
PCのディスクの容量不足のための換装やいざという時のために,使用しているPCのドライブのクローンを作成したいことがあります.このディスクのクローンを作成する方法を示します.クローンの作成には,ここでは AREA Mr.Clone を使います.
必要機材
ドライブのクローンを作成するために必要な機材は,以下の通りです.
ドライブのクローンを作成するための機材
機材 |
仕様 |
元 SSD |
クローン元のSSD.PCから取り外す. |
新 SSD |
元 SSD よりも容量が大きいこと. |
クローン用装置 |
AREA Mr.Clone (オフラインクローン機能付き) |
クローンの作成
ドライブのクローンの作成
- Mr. Clone の SATA1/コピー元の端子へコピー元 SSDを,SATS2/コピー先の端子にコピー先SSDを接続する.
- 電源を投入
- ボタン「クローンを行う」を押す.
- 進捗LEDが100% (全部消灯) に達したらクローン完了.
- 新SSDをPCに接続し、正常に起動することを確認.
ドライブの設定
元SSDよりも容量が大きいSSDにクローンを作成した場合,パーティションの再設定を行うと良いです.この設定を行わないと,元のSSDの容量までしか使えません.以下,私の Ubuntu 2014 での作業を行った手順を示します.
- パーティション構成の確認
$ df -h
$ ls blk
- パーティションの拡張 (parted 使用)
- parted 起動
$ sudo parted /dev/sda
- 拡張パーティション(sda2)の拡張
(parted) resizepart 2
End? [120GB]? 100%
- 拡張パーティション(sda2)の拡張
(parted) resizepart 5
End? [120GB]? 100%
- parted 終了
(parted) quit
- LVM構成の拡張
- 物理ボリューム(PV)の拡張
$ sudo pvresize /dev/sda5
- 論理ボリューム(LV)の拡張
s
$ udo lvextend -l +100%FREE /dev/www2/root
- ファイルシステムの拡張
$ sudo resize2fs /dev/www2/root
- 結果確認
$ df -h
拡張後のサイズになっている.
- fstabの確認 (必要に応じて)
$ sudo blkid
$ cat /etc/fstab
UUIDが一致していれば問題なし.
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参考資料
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