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Webの仕組みリクエストとレスポンスWebの仕組みは単純で,クライアントのリクエスト(要求)とサーバーのレスポンス(応答)から成り立っています.クライアント側のパソコンのブラウザーのリンクの場所をクリックすると,ブラウザーはサーバーに対してファイル(studying.html)をリクエストします.すると,サーバーはそのファイルを探し出して,ヘッダー情報を付加して,クライアント側のブラウザーにレスポンスします.ブラウザーは,レスポンスされたファイルに従い表示しています. 先に述べたように,Webの基本的な仕組みはクライアントの要求に応じてサーバーがファイルを渡すことです.インターネットでのデータの受け渡しはもう少し複雑になります.実際には,先ほどのリンク をブラウザーが表示するまでには以下の動作が必要です.
ブラウザーと Web サーバーの役割Webはクライアント(コンピューター)側のブラウザーとサーバー(コンピューター)側のWebサーバーがお互いにデータ転送を行うことにより成り立っています.ブラウザーとWebサーバーという2つのプログラムが動作しています. 簡単に言えば,ブラウザーの役割はユーザーの指定したファイルをWebサーバーにリクエストすることと,Webサーバーから送られてきた内容を表示することです.一方,Webサーバーの役割はブラウザーの要求のファイルを,ブラウザーに返すことです.実際には,もうちょっと仕事をしているのですが,これが最も重要な役割です. telnet で WEB ページの取得telnetを用いてWEBサーバーと通信して,データの受け渡しができます.ブラウザーの代わりにtelnetを使い,WEBの仕組みの一部を体験出来ます. telnetで80番のポートに接続して,GETメソッドでファイルを要求すると,サーバーがファイルの内容をヘッダーをつけて返します.たとえば,このページ(hello.html)をリクエストするとします.telnetでは,次のようになります.01行と05行,06行を端末よりタイプしてください.
01:telnet www.akita-nct.ac.jp 80 02:Trying 202.220.3.51... 03:Connected to www.akita-nct.ac.jp (202.220.3.51). 04:Escape character is '^]'. 05:GET /~yamamoto/comp/WEB/basic/hello.html HTTP/1.0 06: 07:HTTP/1.1 200 OK 08:Date: Thu, 29 Dec 2005 09:19:56 GMT 09:Server: Apache/1.3.29 (Unix) PHP/4.3.4 10:Connection: close 11:Content-Type: text/html 12: 13:<!DOCTYPE HTML PUBLIC"-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> 14: 15:<HTML> 16: 17:<HEAD> 18:<TITLE>Yamamoto's Laboratory Hello world</TITLE> 19:</HEAD> 20: 21:<BODY> 22:<P>Hello world</P> 23:</BODY> 24: 25:</HTML> 26:Connection closed by foreign host. telnetで得られたWebサーバーのレスポンスである13-25行は,hello.htmlのソースと全く同じであることが分かるでしょう. 参考
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