- 表3.1の機器を図3.3のよ
うに接続する。
- 発振器の周波数を100[Hz]の正弦波にする。
- 発振器の出力電圧(実効値)が1[V]になるように、デジタルマルチメーターを見
ながら調整する。
- オシロスコープのリサジュー図形を適当な大きさに調整し、図
3.5のx,Xあるいはy,Yをカーソル機能によって測定し、位相
角を次式
|
(3.7) |
から求める。
- 同時にデジタルマルチメーターの電圧を記録する。そして、利得
を
[dB] |
(3.8) |
から算出する。
- 以上の測定を次に周波数[HZ]について繰り返す。
200, 400, 600, 800, 1k, 1.5k, 2k, 3k, 4k, 5k, 6k, 7k, 8k, 9k,
10k, 20k, 40k, 60k, 80k, 100k, 200k
注意
- 低い周波数領域での微分回路の実験では、リサジュー図形のと、あるいは
との区別がつかない(ほとんど同じ)。そのため、2[kHz]以下の位相角の測
定は省く。
- 表3.1の機器を図3.4のよ
うに接続する。
- 発振器の周波数を100[Hz]の正弦波にする。
- 発振器の出力電圧(実効値)が1[V]になるように、デジタルマルチメーターを見
ながら調整する。
- オシロスコープのリサジュー図形を適当な大きさに調整し、図
3.5のx,Xあるいはy,Yをカーソル機能によって測定し、位相
角を次式
|
(3.9) |
から求める。
- 同時にデジタルマルチメーターの電圧を記録する。そして、利得
を
[dB] |
(3.10) |
から算出する。
- 以上の測定を次に周波数[HZ]について繰り返す。
500, 1k, 2k, 4k, 6k, 8k, 10k, 12k, 14k, 16k, 18k, 20k, 30k,
40k, 50k, 60k, 80k, 100k, 200k
[注意]
- 高い周波数領域での積分回路の実験では、リサジュー図形のと、あるいは
との区別がつかない(ほとんど同じ)。そのため、80[kHz]以上の位相角の測
定は省く。
表 3.1:
実験に使う機器
装置 |
メーカー |
型番 |
台数 |
CR回路実験実習回路 |
|
|
|
オシロスコープ |
KENWOOD |
CS-5370 |
1 |
ファンクションジェネレーター |
KENWOOD |
FG-273 |
1 |
デジタルマルチメーター |
YEW |
Type 2807 |
2 |
- 図3.6のように接続して、実験の回路を作成する。
- 回路のパラメーターを表3.2のように変化させて、
電源の波形と抵抗の両端(微分回路)の波形を観測する。抵抗両端の波形を記録すること。
- 図3.7のように接続して、実験の回路を作成する。
- 回路のパラメーターを表3.2のように変化させて、
電源の波形とコンデンサーの両端(微分回路)の波形を観測する。コンデンサー両
端の波形を記録すること。
表 3.2:
CR回路の時間応答
波形 |
繰り返し周波数 [Hz] |
抵抗 [] |
コンデンサー [F] |
正弦波 三角波 矩形波 |
1k |
10k |
0.001 |
正弦波 三角波 矩形波 |
1k |
10k |
0.01 |
正弦波 三角波 矩形波 |
1k |
10k |
0.1 |
正弦波 三角波 矩形波 |
1k |
10k |
1 |
ホームページ:
Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成17年5月13日