Lesson 14Addition of Number - keyboard Entryアプリケーションプログラム
Elenco Electronics社のコンピュータートレーニングボード MICRO-MASTER MM-8000 の Lesson 14 に関するメモです.(参照:MM-8000のマニュアルのLesson 14).モニター上で動作する非常に単純な足し算を行うプログラムを作成します.
目次
LESSON 14
完全なモニタープルグラムを使うと,キーボードから新規のプログラムをメモリーに入れることができます.プログラムの先頭アドレスDALとDAHに入れ,「GO」ボタンを押すことにより新たなプログラムを実行できます.すると,これらのプログラムは無限に実行される(無限ループのことか??),または動作完了後にMPUを止める,あるいはモニタープログラムに戻ります.プログラム5は,これを示します.
STEP 1.
STEP 2.
STEP 3.
STEP 4.
STEP 5.
PROCEDURE
電源は接続しないで,POWERスイッチはオフ(down)の状態にしておきます.
- RESETスイッチをup側にし,全ての残りのスライドスイッチはdown側にします.
- 電源を接続し,POWERスイッチをONにします.
- モニタープログラムを起動させるために,RESETスイッチをdown側にします.
- AHモードにするために,AHボタンを押します.
- キーボードの8と0のボタンを押して,DAH(Display Address High)に80を入力します.
- ALモードにするために,ALボタンを押します.
- 0と2のボタンを押して,DAL(Display Address Low)に02を入力します.
- DAモードにするために,DAボタンを押します.
- 2と1のボタンを押して,DDA(Display Data)に21を入力します.
- STボタンを押して,DDAに格納されている21を,8002番地にコピーします.アドレスはDDHとDDAに格納されています.
- ステップの9〜10を繰り返し,表14-1で示されたプログラム5の残りを,メモリー中に書き込みます.
- ステップ4〜7を繰り返して,DAHとDALを8002に戻します.
- Rボタンを押して,8002番地のデータが21であることを確認します.
- ステップ13を繰り返して,表14-1の残りを確認します.
ADDING NUMBERS(和の演算)
- ステップ4〜7を繰り返して,DAHとDALを8000にします.
- DAモードにするために,DAボタンを押します.
- 1と7のボタンを押して,DDAに17を入力します.
- STボタンを押して,DDAに格納されている17を,DAHとDALが示す8000番地にコピーします.これで,N1に17(H)(10進数の23)がセットされます.
- 3と2のボタンを押して,DDAに32を入力します.
- STボタンを押して,DDAに格納されている32を,DAHとDALが示す8001番地にコピーします.これで,N2に32(H)(10進数の50)がセットされます.
- 8001番地に32が格納された後,DAHとDALが示すアドレスはインクリメント(ひとつ値が増加)され,プログラム5の実行開始アドレスの8002番地になります.GOボタンを押すとプログラムが実行されます.プログラム5は,和のLSB(Least Significant Byte:下位1バイト)はDDAに,MSB(Most Significant Byte)はDALに格納されます.そうして,制御はモニタープログラムに戻ります.モニターはDAモードになり,和のLSBを表示します.すなわち,49(H)=17(H)+32(H)(十進数では,73=23+50)です.
- ALボタンを押すと,DALの値が表示されます.MSBは00(H)で,この演算では桁上がりが無いことを示しています.
- ステップ15〜22を繰り返すことにより,8000番地に3A(H)を8001番地にE1(H)を格納します.ステップ21で,和のLSBが1B(H)に,ステップ22でMSBが01(H)が表示されます.これは,11B(H)=3A(H)+E1(H)の計算を行っています.この計算では,桁上がりがあります.十進数では,283=58+225です.
ページ作成情報
参考資料
更新履歴
|