Yamamoto's Laboratory
Lesson
   1.Numbers
   2.Memory
   3.RAM
   4.Ports
   5.Timer
   6.ROM
   7.8085A
   8.Instruction
   9.Monitor
Appendix
コンピューターMPU基礎システム(はじめに) → Lesson 2.Memory

Lesson 2   Memory

Elenco Electronics社のコンピュータートレーニングボード MICRO-MASTER MM-8000 の Lesson 2 に関するメモです.ここでは,メモリーについて学習します.(参照:MM=8000のマニュアルのLesson 2)

Memory

はじめに

メモリーについて,次のようなことをマニュアルで述べている.

  • コンピューターのメモリーとは,次のようなものである—とマニュアルでは説明している.原文とは大きく異なるが,こんなものでしょう.
    • 記憶場所へのインプットパス(経路)がある.記憶場所を表すものがアドレスで,ハードウェーではアドレスバスのこと.アドレスバスで記憶場所を指定して,データバスを使ってデータは運ばれる.バスとは電線の束のこと.
    • 記憶場所にデータが届くと,記憶することができる.
    • 記憶場所へ行くと,そこに記憶されているデータを読み取ることができる.
  • 次に2進数の話を少々.ニブルと言う言葉は,通常使わない.
    • '0'あるは'1'のことをビット(bit)と言う.
    • '0'あるいは'1'の4つの固まりのことをニブル(nible)と言う.
    • '0'あるいは'1'の8つの固まりのことをバイト(byte)と言う.

この後,マニュアルではアドレスバスとデータバスについて述べている.すこし,説明が必要であろう.このキットのMPU 8085はアドレスバスが16本,データバスが8本ある.8085は特殊で,アドレスバスの下位8本とデータバスの8本は同じピン(ICの電極)を使っている.そのため,ピンには AD0〜AD7 と名称が割り当てられている.アドレスなのかデータなのかは,8085の30番ピン(Address Latch Enable:ALE)の状態でわかる.アドレス信号出力になっているときには,ALEがHigh(5[V])になる.

ASSENBLY INSTRUCTIONS

Lessonのタイトルと異なり,ここで製作するハードウェアーにはメモリーはまだ装着しない.丁寧な図があるのでその通りに部品を半田付けする.

CIRCUIT DESCRIPTION

電源とLED点灯回路の説明がある.

電源は付属の DC 9[V] のACアダプターから,3端子レギュレーター(L7805)で 5[V]をつくり,コンデンサーで平滑している.

LEDの点灯回路は,74HC04や74HC00の出力回路に電流が流れこむ設計となっている.シンク(sink)で使ってる.ネットで調べると,74HC04のシンク電流は4[mA],74HC00は不明.ちゃんと動作しているのだから,いいのだろう.

FUNCTINAL TEST

スイッチと論理回路(74HC04:NOT, 74HC00:NAND)だけなので,問題なく動作した.

FUNCTIONAL TESTの様子



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