東京:散歩
山手線徒歩
GPSロガー
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東京ぶらぶら山手線を徒歩で一周徒歩で山手線を一周した記録です.徒歩での山手線一周は,いろいろな人がトライしています.ちょっとした都会の冒険ですかねー.メタボ気味の中年オヤジの私でも歩くことが出来たので,難易度は高くは無いです.その反面,達成感は半端ではなく,本当に楽しい日になりました.東京の様子がよく分かり,一日で東京通です. 目次はじめに何を思って山の手を一周するの?動機とか学校の遠足は嫌いだったが,自由気ままに歩くことは好きです.都内に住むようになってから,街歩き(散歩)を楽しんでいます.近頃,長距離を歩くことも増えてきました. ネットで,山手線を徒歩で一周している人が結構いることが分かりました.徒歩での距離は40–50 [km]のようです.なんとかなりそうと感じたので,今回の挑戦です.これから夏に向かいますので,涼しいうちにということで,慌てて連休2日目 (4/30) に出発です. 徒歩中なんの束縛も義務もなく,勝手気ままに歩きます.腹が減れば好きなものを食べます.運動をしているという言い訳ができますので,何を食べても罪悪感無しです.美しい物や珍しい物があると,写真を撮ります.疲れたら休む.歩けなくなると,電車に乗って帰える.お気楽な旅のような感覚です.日頃の忙しさを忘れることができ,とても楽しいです. 日中は少し暑いくらいでしたが,天気はすこぶる良い日でした.湿度が比較的低かったので,暑い時に日陰に入ると気持ちよかったですね.夕方になると心地よい風に当たることができました. 山手線をぐるっと一周することで,東京の街の様子がよく分かります.湾岸地区(?)の東京駅から品川までの山手線外側は,新しい高層ビルがたくさん建っています.オフィス街という感じです.品川から五反田あたりは整備された綺麗な住居が多いです.そこから,新宿まではほぼイメージ通りで,古くもなく新しくもなくという感じ.どこに行っても,人が比較的多いです.初めて歩くには良いコースでしょう.新宿から新大久保はわりとごちゃごちゃしています.そこから池袋までは思いのほか,整備されています.歩いている人は少ないです.池袋から上野は高層ビルは殆ど無く,古い街です.ただ,住居としては魅力的です.駒込から日暮里の高台側 (山手線内側) に住みたいと思いました.上野から東京までは,いろいろなものがあります.ふるいオフィス街という趣です. 歩き終えて「やったぞー」と言う達成感があります.メタボ気味 (174 [cm], 75[kg]) の中年 (54歳) でもできるんだと言う感じです.思ったほど,きつくありませんでした.「また挑戦したいか?」と聞かれると,歩き終えた直後は「もういいや」と答えるでしょう.しかし,一月もすると「ぜひ,挑戦したい」という気持ちになります (事実,今はそんな感じ). 周りの反応は,それほどでもないです.かみさんは「よく歩いたねー」という程度.子供は「へー」です.両者とも挑戦する気はさらさら無いようです.同僚に話しても,「すごいねー」というくらいです.本人のみ,感動に浸っています. 山手線って?
山手線は一周:34.5[km](営業距離),電車だと1時間程度かかります.29駅ありますので,平均の駅間は1.2[km]になります.線路の上は歩けませんので,徒歩だともうちょっと長くなります.徒歩だと全工程 45[km] くらいで,12時間程度でかかります. 山手線が環状運転を開始したのは,大正の終わりの1925年のことです. お勧めの歩き方好きなように歩くということにつきます.も準備が全く無くても挑戦できます.必要なものは,その都度,コンビニで調達できます.東京観光のひとつのパターンになればとも思います. コンビニで調達できないもので,持つべきものはスマホです.カメラと google map が便利です.google map を使うと,道が分かるし,目的地までのおよその目安をつけることができます.カメラは言うまでもなく,思い出が残せます. 今回歩いてみて,おすすめのコースは次に通りです.
歩いた時のまとめ準備今年(2017年)になってから,かなり長距離を歩くようになりました.まずは,自宅から新宿(12--13[km])まで歩きました.そして,横浜まで歩こうとしましたが川崎で挫折(25[km]).ネットで調べると,山手線を一周している人がかなりいることが分かりました.いきなり一周は厳しいので,まず半周を歩きました.それで何とかなるという自信がつきましたので,今回の挑戦です. 表1は,歩いている時に持っていたものです.絆創膏から下は,途中のコンビニで調達しました.食料品はコンビニで買って,その場で食べることが多かったです.スマホさえあれば,残りのものはなんとかなります.GPS は無くても良いし,スマホを代わりにすることができます.手ぶらで,山手線一周もできます.
今から考えると,今回は計画らしきものは殆ど無かったです.ちょっと反省.
記録今回の山手線一周の記録を示します. 移動ログと写真下の図 (インラインフレーム) は,今回の歩いた時の GPS のログです.それに写真とともに表示,google map に表示しています.拡大/縮小表示と写真の選択が可能です.写真については,後述します. スタートは東京駅で有楽町方面に歩き,… 品川, …, 渋谷, …, 新宿, …, 池袋, …, 上野, …, 東京と歩きました.山手線外回りです.歩いているときは,終始カメラを首からぶら下げ,何かをみつけると写真を撮りました.撮影枚数は300枚弱で,246枚を掲載してます. 移動距離と時刻/時間表2に,駅間の距離や時間の記録を示します.駅間の時間と距離は GPS のログデータの結果です.徒歩移動距離が最後の方のGPSの写真の表示と異なります.理由は,GPS のログのおかしな所を修正したからです. GPS の結果では,駅間の最短距離は 0.859 [km] (巣鴨 — 駒込),最長は2.643 [km] (池袋 — 大塚) でした.最短時間は 10分32秒 (代々木 — 新宿),最長時間は 46分51秒 (池袋 — 大塚) です.池袋 — 大塚は,休憩をしたので時間がかかってます.JRの営業距離は田町 — 品川 (2.2 [km]) が最長ですが,徒歩の移動距離は最長ではありません.ここは山手線に沿った第一京浜を歩くことができますので,JRの営業距離とそれほど変わらない徒歩移動距離になります. 徒歩の移動距離は 45.6 [km] で,そこを 13時間17秒で歩きました.休憩時間も含めた平均時速は 3.43 [km/h] です.GPS のデータを見ると,実際に歩いている時間 9時間23分です.したがって,実際に歩いているときの平均速度は 4.86 [km/h] になります.けっこう早く歩いていますね.
徒歩記録今回,徒歩で山手線を一周した時の記録を表3にまとめます.45.7 [km] を6万7千歩で歩きました.平均歩幅は 67.9 [cm]です.これだけの距離歩いても,体重は 1 [kg] しか減少しませんでした. 歩いている時は気が付きませんでしたが,湿度が低い日でした.そのため,日陰に入ると涼しく感じました.暑くなると,徒歩での一周は厳しいでしょうね.冬が良いでしょうね.東京の冬は,いつも晴れており,素晴らしく良いのでお勧めです.
徒歩の記録東京 — 品川東京 — 有楽町天気も良いし,元気いっぱいでスタートです.
東京駅で写真撮影(7:14:39),そして GPS の設定をします.ここで少し手間どい,AM 7:24 に東京駅出発です.「ここに戻るのは12時間後かなー」と思いつつ,駅の正面で写真を撮影.線路(山手線内側)に沿って,有楽町を目指します.朝早いので,はとバスを待っている人は少なめです.東京国際フォーラムが見えれば,有楽町駅はすぐそこです.このあたりの高架は,1907年に作られた赤レンガ製の連続高架アーチです.アーチの下はおしゃれな飲食店が入っています.
有楽町 — 新橋朝ごはんを探しつつ,新橋へ向けて歩きます.新橋手前で大戸屋を見つけ,そこで朝食(図22)をとりました.日本食の朝ごはんです.結構,外国の方も多く,納豆を食べていました.
有楽町のガード下は,サラリマンのための飲み屋さんがたくさんあります.以前(かなり古い話)はオヤジたちの店という感じでしたが,今はかなりおしゃれです.銀座と日比谷の中間で,私はちょくちょく通ります.新橋へ通じる道は,昔の山手線の赤レンガ製の高架(連続アーチ)を見ることができます.しばらく歩くと,サラリーマンが集まる新橋です.このあたりは,汐留ジオサイトの高層ビル群ができてから,山手線の外側の様子が大きく変わりました.
新橋 — 浜松町新橋を出たのが8時18分.予定より1時間遅れです.12時までに新宿に到着するつもりでいたので,少し焦りはじめる.
朝なので,新橋西口通り (飲食店が集まる) は静かです.そこには,夜の繁華街の朝の景色があります.ごちゃごちゃと派手な店の全てしまっており,人がいません.そこを抜けると,汐留ジオサイトが見えます.汐留ジオサイトができてから,新橋の山手線外側は大きく変わりました.高層ビルがいくつも建っています.しばらく歩くと,イタリア風の街並み,ウインズ汐留界隈にたどり着きます.ただ,この雰囲気に似つかわしくないおじさんたちがいっぱいいます.なんだろうと思って近づくと,競馬のようです.「ウインズ汐留は,イタリア風の街並みに囲まれたお洒落な建物の場外発売所」とのこと.昔の場外馬券売り場とは,かなり違った雰囲気です.そこを過ぎると,あとは線路沿いを歩きます.浜松町のシンボルは,東芝のビルです.それを目指して歩きます.
浜松町 — 田町浜松町駅近くの近くのコンビニで物資を調達.購入したものは,絆創膏とタオル,水,凍ったお茶,アイスクリーム,スズメの餌です.スズメは可愛いので見つけたら,餌をあげるつもりです.凍ったお茶と水のペットボトルをくっつけ,タオルで巻きます.保温と水滴防止です.アイスクリームを食べながら,5分ほど休憩をとり出発です.体調もよく,快調です.
浜松町は,モノレールと東芝の町という印象です.駅近くにびっくりするほど古い家がありました.しばらくすると,線路沿いの道が無いので第一京浜を歩くことになります.第一京浜に入ったところに,古川があり屋形船が係留されています.昔,このあたりは漁師町だったのでしょう.この時期,ツツジが綺麗です.都内のいたるところで咲いています.第一京浜は真っ直ぐな道で歩きやすいです.NEC の本社ビルが見えると田町駅も近いです.田町駅の手前に,「田町薩摩邸(勝・西郷の会見地)付近沿海案内」がありました.ここが,西郷隆盛と勝海舟が江戸無血開城を取り決めた場所です.都内には,歴史的な場所がいたるところにあります.そうこうしているうちに,浜松町駅に到着です.
田町 — 品川第一京浜をひたすら歩きます.この区間が山手線の駅間で最長 (JR営業距離) になります.ほぼ直線なので,見通しが良くて歩きやすい区間です.体調もよく順調ですが,少し暑くなってきました.日陰が気持ちいい.
しばらく歩くと,陸橋がありその上から東京タワー全体が見えます.夜になると,良い撮影スポットかも.綺麗な高層ビル「ベルサール三田」が見えてきます.今日見たビルの中で最も美しいと感じました.第一京浜の両側はビルで,同じような景色が続きます.お母さんをおぶった笹川良一の像が見えてきます.笹川記念会館です.善人に見えますが,やってきたことはどうだかなーという感じです,しばらく歩くと,歩道の真ん中に木が見えます.高輪大木戸跡です.江戸の南の入口とのこと.当時,海岸線で景色が良かったことから月見の名所だったようである.今は幹線道路沿いで,なんの風情もありません.第一京浜の両側はビルですが,たまに開けた場所ああります.そこから,山手線外側の高層ビルを見ることができます.赤穂浪士で有名な泉岳寺の案内がありました.すると,お寺風の建物が.これは泉岳寺ではありません.開けた場所で品川のビル群を撮影.一風変わった高層ビルは,NTTドコモ品川ビル(通称:ガンダムビル)です.SHINAGAWA GOOS (旧:ホテルパシフィック東京) が見えたら,品川駅はすぐそこです.
品川 — 渋谷品川 — 大崎品川を出てしばらくすると,左足の股関節に少し違和感.おいおい,(足の異常まで)早すぎないか.その後,足の裏が痛くなり始める.大崎駅の手前の噴水の横(図78)で,しばしの休憩. 休憩中に,何やら「ピーピー」電子音.カメラの電池の容量がほとんどゼロ.なんでこんなに早くなくなるんだー.予備の電池を持っていたので交換.以降,カメラの電源はこまめにOFFすることにする.電気屋を見つけたら,充電器を購入するか. そして,足の裏の絆創膏の交換をする.休憩と絆創膏の交換により,足の裏の痛みは取れ,股関節の違和感もなくなる.やれやれです.
品川駅を越えるとすぐに「つばめグリル」が見えます.ここは,以前,かみさんと行ったことがあります.綺麗な店で,美味しかったなー.ツアーか何かわかりませんが,旗を持った説明する人が多数のおじさんとおばさんを引率して歩いていました.街歩きがブーム??? 八ツ山橋で第一京浜とサヨナラです.この橋の上はなかなか良い撮影スポットです.八ツ山橋の手前を右に行き,関東閣の横を歩きます.振り返ると品川のビル群がよく見えます.ここまで歩くと,汐留(新橋)から品川の山手線の外側の急速に発展している様子がよく分かります.右側 (関東閣) はとんでもないお屋敷で,三菱財閥:岩崎家の高輪別邸です.このあたり(御殿山)は,有名な高級住宅街です.街並みがすこぶる綺麗です.大崎までの住環境は良いですね.足が疲れたので,綺麗な噴水の横で一休み.その後,大崎駅へまっしぐらです. 大崎 — 五反田大崎や五反田なんて,私は普通には絶対に行かないところです.歩いてみると分かるのですが,住むには良いところです.天気も良いし,気持ちいいです.
このあたりは,山手線で最も南側です.大崎駅で初めて山手線を眼下に見ました.しばらく歩くと変なオブジェ「グローイング・ガーデナー」が見えます.山手線一周する人は必ずと一定ほど,この写真をとっています.なんだかよく分かりませんが,目立ちます.この辺になると歩道と山手線が同じ高さになります.なんの変哲もない五反田の駅前通りを通って,駅に到着です.
五反田 — 目黒首都高速2号目黒線を越えたコンビニでトイレ休憩.そこで,猫の餌と蒸しパンを購入.猫を見つけた時に餌をやるつもりです.私は猫好きです.しばらく歩いた坂道で蒸しパンを食べる.美味しかったです.ただ,アイスクリームと蒸しパンで甘いものはもういいやという感じになりました.足の状態は快調です.
いよいよ,東京でもハイソ (死語?) な人たちが集まる目黒と恵比寿 — 代々木へ向かいます.このあたりは線路沿いをトボトボ歩くだけです.とくに変わったものはないので,写真撮影は少なめです.
目黒 — 恵比寿これまでずっと山手線の内側を歩いてきました.目黒駅を超えて初めて,外側を歩きます.ふと疑問,山手線の内側を歩いて山手線一周と言えるのか? 気にしないことにして,すべての駅を通過したら山手線一周としよう.恵比寿駅の手前のビアステーション横のベンチで休憩.靴を脱いで足を乾かしていると,その横のベンチでメガネをかけた上品そうな若い女性が読書をしていました.恵比寿は違うなー.
目黒といえば,以前勤めていた会社の同僚が家を購入したことを思い出します.敷地はかなり狭かったが,とんでもなく高価だった — という記憶があります.私にとってお高い街という印象です. このあたりの山手線の線路は地上よりも低いところにあります.今まで,気が付かなかったなー.山手線は高架というイメージ.目黒駅を超えたところで少し山手線の外側を少し歩きます.そして,昭和元年竣工の白金桟道橋を渡り,再び山手線の内側にいきます.昭和の感じがする古い住宅街を歩きます.住宅街を抜けると,東京写真美術館が現れます.なんのイベントか分かりませんが,若い女の子がいっぱいいました.驚いたことに,その日に昔の同僚 (完全なおっさん) が,フェイスブックに「東京写真美術館に行った」と近況報告がありました.おいおい,あの中ににどうやって入ったんだ.東京写真美術館を抜けると,ビアステーション恵比寿が現れます.まだ入ったことが無いので,機会があれば行きたいです.このあたりはすこぶる整備されており,観光客がいっぱいです.駅前の街路樹がきれいなこと.駅前によくわからない謎のオブジェがあります.恵比寿駅到着です.
恵比寿 — 渋谷新宿到着の目標時刻 12:00 が過ぎてしまった.思ったよりも時間がかかっているのは,休憩を摂り過ぎたためか.少しペースを上げなくては.足の状態も悪くない.
恵比寿から渋谷となると,いろいろと面白いものが期待できるように思えますが,結構何も無いです.ほぼ,山手線の横をトボトボ歩きます.外壁が崩れたデザインのビルがありますが,ちょっと変わっている程度です.渋谷清掃工場の煙突が見えます.途中,山手貨物線に貨物列車が走っているのを見ました.珍しいです.昭和のふるい建物,東京都交通局渋谷寮が見えます.結構いい感じを出しています.工事をしているでっかいビルが見えると,渋谷に近づいた感があります.渋谷駅手前で,暗渠になっている渋谷川が見えます.童謡「春の小川」のモデルとも言われている革です.当時の面影は全くありませんが.渋谷駅前はあっちもこっちも工事中です.そんな中,いつの間にか渋谷ヒカリエができていました.渋谷駅では駅名が書かれた良い撮影ポイントが無く,反対側に移動してパチリ.
渋谷 — 新宿渋谷 — 原宿渋谷ではカメラの電池用の充電器をを購入するために,ビックカメラに入る.USBバッテリーから充電できるやつ.店の人がいろいろ探してくれたのですが,無かった.店のお姉さんは親切だった.次は新宿で探すか.
渋谷駅を出ると,マリオカートが止まっていました.たくさんの外国の観光客が乗っているようです.これは結構面白そうなので,一度乗ってみたいと思います.タワーレコードのところで,再び山手線の外側に出ます.しばらく歩くと,美しい並木が現れ,代々木競技場横を歩きます.ここはいつも何かのイベントが開かれています.いつも若い女の人が多いんだよなー.五輪橋を渡ると表参道が見えます.街路樹が美しいです.すぐに,二階建の尖塔付き屋根に白い外壁のイギリス風の原宿駅が見えます.都内にある最もふるい木造駅舎とのこと.
原宿 — 代々木少し足が痛くなりはじめあので休憩を取りたい.座れる場所を探しながら歩くが良い場所がないし,人の目があるので地べたに座り込むのもはばかれる.相応しているうちに代々木についてしまった.
このあたりは明治神宮に隣接しているので多くの緑があります.それにしても,竹下通りはいつも人でごった返しています.今日見た中で,最大の人混みです.そのまま歩くとすぐに静かな場所に出ます.すると,皇室専用の列車が止まる宮廷ホームが現れます.ほとんど使っていないようなので,開放して公園にすべきだと思います.この辺は古い建物が残っており,結構いい感じです.千駄ヶ谷の住宅街からは NTT ドコモビルが見えます.表参道入口側に向かい,山手線の外側に出ました.NTT ドコモビルが大きく見えたら,代々木駅は近いです.
代々木 — 新宿代々木を出ると,すぐにコクーンタワーが見える.新宿はもうすぐだ.元気を出して歩く.新宿駅前の家電量販店でカメラの充電器を探すが無い.新宿駅到着時刻は 13:50 です.当初の計画よりも1時間50分遅い.6時間36分もかかっている.前回,この区間を5時間30分で歩いたことを考えると,今日はかなりのスローペースです.足の状態もまずまずなので,なんとかなるかという感じです.
代々木駅を越えると右側に曲がり,再び山手線の内側に出ます.すると,新宿の高層ビルが見えます.コクーンタワーが見えると新宿は近いです.高島屋の横を通って新宿に行きます.やはり,新宿は人が多いなーと言う感じです.
新宿 — 池袋新宿 — 新大久保ここからは未知の領域です.前回,東京駅 — 新宿駅間は歩いてるので,ルートがわかっています.そこで,スマホのGPSの出番です.新大久保駅はどうやって行くんだ.とその前に,カメラの電池の充電器を探します.ヤマダ電機の新宿東口館に入ります.家電量販店3軒目です.探しまわったが,USB充電のものは無い.電池の残量を見ると,なんとかなりそう.いざとなったら,スマホのカメラでも使うか.GPSを見ながら新大久保駅に向かう.
新宿といえば,まずはアルタ前だな.新大久保がよくわからないので,とりあえず道がありそうな山の手線村外側に出ることにします.大ガードを越えると,高層ビル群が見えます.山手線に沿って歩きます.再び山手線の内側に行くと,韓国料理店が目立ち始めます.他の国の料理店もあるようです.迷いつつ新大久保に到着.今日,最も分かりにくい駅だった.
新大久保 — 高田馬場このあたりで昼食でも取るべきですが,食べる気がしない.食欲が湧くまで歩くことにする.少し休みたいが,良い場所が無い.喫茶店に入ってもコーヒーなんか飲む気がしない.水をガブガブ飲んで休める場所が・・・
韓流の店が無くなると,一路,高田馬場に向かいます.新大久保 — 高田馬場間は乱雑なイメージですが,そこ道はかなり綺麗に整備された並木道です.歩いている人もほとんどいません.日陰を歩くと気持ちいいです.
高田馬場 — 目白高田馬場といえば,がぐや姫の「神田川」の舞台だ.場所を探すと意外に近い.行ってみることにする.半分を過ぎたので,余裕をこいている.
高田馬場駅を出ると,すぐに手塚アニメの壁画が現れます.手塚プロダクションの本社が高田馬場にあります.鉄腕アトムは,2003年4月7日に高田馬場で誕生したことになっています.それが縁で,駅のメロディは鉄腕アトムです. 近くに神田川が流れています.神田川の水源は井の頭池で,両国橋脇で隅田川に合流します.このあたりはかぐや姫の名曲「神田川」の舞台です.作詞家の喜多條忠の体験を元にしています.なんの風情もない川ですが,名曲の舞台ということで寄り道します.
目白へ向かう道は綺麗です.途中,切手の博物館を見つけました.昭和の時代,切手を集めている人がたくさんいました.学習院大学の横を抜けると,目白駅です.
目白 — 池袋目白から池袋は近いと思ったが,結構遠い.足も痛くなったので休みたいが,なかな良い場所が無いので一気に池袋まで目指すことにする.休みたいよー.
このこのあたりは線路沿いに歩けるので,道に迷うことがなく順調に距離がかせげる.道は真っ直ぐだし,見通しも良い.ヨネクラボクシングジムを見つけた.かつて,ボクシングは人気スポーツだったが,近頃,あまりテレビで見なくなった気がする.しばらく歩くと,こんなところにと思う場所で,おしゃれな店が数件ああった.あれはなんだろう? 結構古い町並みの間に池袋の高層ビルが見える.ここで「トキワ荘が近いんじゃないの」と思い,ネットで検索.ちょっと遠いので諦める.しばらく歩くと繁華街に出て,池袋駅です.
池袋 — 上野池袋 — 大塚かなり足に来ている.そういえば,前回の座って休んだのは恵比寿じゃないか.山手線の跨線橋を渡ったところで一休み.そこはタバコを吸う場所になっているようで少し雰囲気が悪いが,がまんがまん,靴下を脱ぐと気持ちいい.絆創膏を張り替える.しばし休憩した後,エネルギー補給に「デカビタC」を飲むと,少し元気になったような気がした.
池袋駅を越えるとすぐに,豊島清掃工場の煙突が見える.高さは210[m]で,都内の工場煙突では最も高いものです.このあたりも線路が入り組んでいて,google map の出番です.山手線の内側を歩いたほうが良さそうなので,跨線橋を渡ります.跨線橋の上からは,新宿方面が見えます.しばらく歩くと,昭和の香りプンプンの街に出ます.結構いい感じですね.しばらく歩いて坂を降りたら,大塚駅に到着です.
大塚 — 巣鴨このあたりは全く足を踏み入れたことが無い未知の領域です.かみさんから,Line が届き「あと11駅で20:00くらいに自宅に戻る」と連絡を入れる.GPS を見ると,30 [km] を過ぎていたので,残り 10 [km] 切ったと思っていたので,3時間もあれば十分と考えていた.距離の割には,残り 11 駅は多すぎない? — とも思ったが,気にしない.日が傾き涼しくなってきました.風が気持ちいいです.
大塚駅で,都電荒川線の電車を見る.現存する唯一の都電とのこと.古い街並みが続きます.このあたりでは,山手線は地上より下側を走っています.乗っている時には全く気が付きませんでした.し荒く歩くと,おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨です.
巣鴨 — 駒込線路沿いなので,歩きやすい.
大塚から駒込までは,線路沿いを歩きます.落ち着いた街で住むには良いところです.途中に,すごい豪邸がある.このあたりは古くからのお金持ちが住んでいそうな感じです.今でこそ世田谷あたりがもてはやされて,小金持ちが住んでいそうですが,明治の頃はこのあたりから上野にかけて金持ちが住んでいたと文献で読んだことがあります.
駒込 — 田端この区間の後半は線路が見えないところを歩くので,スマホの google map が頼りです.田端駅の手前で不思議な外国人(黒人)に話しかけられる.アジア人に対して,文句を言っているのだが,よく分からない.悪い人ではなさそうだ.そういえば,家電量販店の店員と話してから,誰とも口をきいていなかった.
駒込を越えた坂道からは山手線が不思議なアングルで見えます.しばらく山手線に沿って歩くと,ライト(株)のゴルフボールが見えます.これも山手線一周する人が必ず写真撮影します.ここに,山手線唯一の踏切 (第二中里踏切) があります.しばらく歩くと山手線に沿った道がなくなりますので,右に折ます.この右に折れる手前が本日の北の端です.しばらく古い街並みを歩くと江戸坂が現れます.それを降りると田端です.
田端 — 西日暮里田端から西日暮里に行く道が分からん.このあたりは台地のようである.台地を取り囲むように山手線のレールがある.山手線の内側は台地の上.台地の上から,JRのいろいろな線路が見える.鉄ちゃんには良い撮影スポットに思えるが.かなり疲れたので,スカイツリーがよく見える場所で,しばし休憩.休憩しても,足の痛みが収まった感は全く無いが,靴下を脱ぐと気持ちいい.
google map を見ても田端から西日暮里のコースが分かりません.ちょっとウロウロとした後,高い階段を見つけました.ここを上がると西日暮里に続く道が有ります.階段を登ると古いが清潔な街が現れます.しばらく歩くとスカイツリーがよく見える場所現れます.そこからは山手線の外側がよく見えます.このあたりは台地の端で,下側で台地を取り巻くように山手線が走っています.そのため,JRのいろいろな路線(高架)を見下ろすことができます.住むには本当によい所です.夕方の涼しい風が心地良いです.線路沿いの狭い道を通って,西日暮里駅に行きます.
西日暮里 — 日暮里山手線の内側か,外側で悩む.とりあえず内側を歩くことにする.内側の方が,お墓のせいで風情があるように思う.昔,英会話を習っていた時に,インド人の先生が「谷中霊園は良いよ」と言っていたことを思い出す.日暮里の声を聞くと,もうすぐ上野だ.この頃になると,到着した気になっていたが,結構な距離が残っている.
山野線の外側の山手線に沿った狭い道を歩きます.日暮しの里というくらい良い所です.ここからお墓が多くなります.だから落ち着いているのかもしれません.途中,富士見坂がありました.ここは今でも富士山が見えるとのことです.今日は見えませんでした.残念.ねこや夕やけだんだんで谷中銀座近くをとおり,広大な谷中霊園の端を通り西日暮里駅に向かいます.台地の上野端を歩いていることが分かります.眼科に山手線がみえます.しばらくすると,特徴的な屋根の日暮里駅が現れます.
日暮里 — 鶯谷Google map を見ても,日暮里から鶯谷へのコースが全く分からん.山手線の内側は谷中霊園で,遠回りの予感.山手線一周の体験記では鶯谷のラブホ街を歩いていた人が多かったことを思い出す.日暮里駅で山手線の外側に移動.しばらく歩くと,写真を撮るのもはばかれる感じがする.写真を取ると怒られるかも.
日暮里から鶯谷も分かり難いです.山手線の内側は谷中霊園が有り道があるかどうか分かりません.WEBに書かれている山手線一周の体験記では,ここは山手線の外側の鶯谷のラブホ街を通る人が多いです.もう疲れているので,安全をとってラブホ街を進みます.写真を撮ることもはばかれるので,ひたすら歩きます.途中,正岡子規が住んで,俳句を読んだ子規庵が有りました.鶯谷駅についた時には,夜になっていました.
鶯谷 — 上野鶯谷を越えると,山手線の内側の線路沿いに道がある.そこを歩くことにする.それにしても,足が痛い.上野公園の横のベンチで一休み.東京駅まで後ちょっとだ.
鶯谷駅から,再び山手線の内側を歩きます.台地の高台側です.すっかり夜になり,点灯したスカイツリーが見えます.山手線一周お約束の日本鳩レース協会の横を歩きます.そして,国立科学博物館の横を通り,上野へ向かいます.途中開けた場所で,写真撮影.やっとのことで,上野駅到着です.
上野 — 東京上野 — 御徒町上野を出るとすぐにアメ横.ここは夜でも人が多い.急ぎたいが,人混みをかき分けて進む元気もない.人波に流されて歩く.足が痛くて,歩き方が変かも.人目が気になる.少し腹が減ってきた.それでもガツンと食べる気はしない.
上野から御徒町はすぐ近くで,その間はアメ横があるだけです.夜になっていますが,アメ横は人がいっぱいです.アメ横を抜けて御徒町駅に到着.
御徒町 — 秋葉原秋葉原はよく行くので,大体の道は分かります.トイレに行きたいが,トイレのあるコンビニがなかなか見つかりません.秋葉原の街に入ったところのコンビニでトイレ休憩と,食料品 (バナナと水) を調達する.そこで,水を補給し,バナナを食べました.これで空腹感はなくなりました.空腹感はあるが食欲が無いとき,バナナはいい感じです.
御徒町を過ぎると人がほとんどいないところを通ります.秋葉原の中央通りに向かう道は,かなり寂しい感じです.中央通りに出ると遠くに明るい秋葉原が見えます.近づくに連れ明るくなります.秋葉原は,この時間でも人がいっぱいます.秋葉原の駅前は光であふれています.
秋葉原 — 神田秋葉原も神田もよく知っています.その間の道となると「?」という感じです.ここでまた,google map の出番.なんとなく,外回りが良さそう.足が痛いなか,出発しました.
秋葉原駅を超えて山手線の外側に向かいます.外側に出たところで,「神田駅 600m」を見つけました.ラッキーです.近道の階段を上がると,神田川でした.そこを超えるとかなり静かな通りです.リベットで造られた山手線の高架の柱がありました.神田駅が見えました.ゴールはすぐそこです.
神田 — 東京次の駅はゴールの東京だ.長かったなーと思いつつ.東京駅を目指す.足が痛いが休んで入られない.東京駅から自宅までの帰る方法を考えている.
神田駅を出ると山手線外側で日本橋方面に向かいます.この時間になるとこの辺りはほとんど人がいません.しばらく歩くと,丸の内のビル群が見えます.途中で山手線をくぐり,山手線内側を歩きます.どんどん,八重洲や丸の内のビルがどんどん大きくなります.やっとゴールしました.GPSのログを見ると,トータルの移動距離は 47.52 [km] となっていました.自宅に帰って誤差を補正したところ,ログは 45 [km] になりました.万歩計は 67324 でした.
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