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LaTeX目次LaTeX の目次作成方法について説明します. 目次はじめに目次は,読者と執筆者の双方に役立ちます.ちょっと長いドキュメントでは,目次があると,たいへん読みやすくなります.目次を見ただけで,書いてあるおよその内容が分かります.読むべき部分のページを探し,そこだけを読むこともできます.ドキュメントを執筆するときにも,文書の構成を考える助けになります.ようは,章や節のタイトルが適切だと,目次を見るだけでドキュメントの大雑把な内容が分かるということです. LaTeX が扱う目次には,次の3種類が有ります.
この中で,いわゆる「目次」が最も重要です.ちょっとしたドキュメントには記述することを推奨します.表目次や図目次はかなり長い文章では,記載したほうが親切です,表や図を探すことは,結構あります. 「目次」のみを表示させる場合は特に問題が起きません.しかし,複数の目次(目次,図目次,表目次)を表示する場合,その都度,ページ番号がリセットされる問題があります.この問題の対処方法については,「複数の目次のページ番号」に示します. LaTeXには,これらの目次を作成する便利な機能が有ります.ここでは,その機能の紹介をします. 目次の作成方法いわゆる「目次」と呼ばれるもので,章や節の番号とタイトル,ページ番号を表示します.これは,コマンド「\tableofcontents」が書かれた場所に表示されます.目次を表示する章・節の深さは,「tocdepth」で指定します.具体的には,以下のようにします. \documentclass[オプション][ドキュメントクラス] プリアンブル \begin{document} ⋮ pagenumbering{roman} \setcounter{tocdepth}{整数(目次の深さ)} \tableofcontents ⋮ ドキュメント本文 ⋮ \end{ducument} 通常,本文と目次などは別のページ番号を振ります.この例では,「 tocdepth を使った目次の深さの指定は,以下の通りです.
Microsoft Word と比較すると,とても簡単に目次を作成することができます.コンパイルする毎に,目次はアップデートされますので,執筆時に大変助かります. 図目次の作成方法図目次を出力する命令「\listoffigures」を記述すると,そこに図番号とタイトル,ページ番号が表示されます.図目次のタイトルについては,「図のキャプション」が参考になります. \documentclass[オプション][ドキュメントクラス] プリアンブル \begin{document} ⋮ \pagenumbering{roman} \listoffigures ⋮ ドキュメント本文 ⋮ \end{ducument} 表目次の作成方法表目次を出力する命令「\listoftables」を記述すると,そこに表番号とタイトル,ページ番号が表示されます.図目次のタイトルについては,「表のキャプション」が参考になります. \documentclass[オプション][ドキュメントクラス] プリアンブル \begin{document} ⋮ \pagenumbering{roman} \listoftables ⋮ ドキュメント本文 ⋮ \end{ducument} タイトルの調整 (titletoc.sty)目次の調整 (tocloft.sty)複数の目次のページ番号三つの目次(\tableofcontents, \listoffigures, \listoftables)を並べると,それぞれの目次でページ番号が 1 から始まります.こではかっこ悪いです.ページ番号を続けるには,プリアンブルを以下のようにします.
\documentclass[オプション][ドキュメントクラス] ⋮ \usepackage{tocloft} \usepackage{titletoc} \titlecontents{chapter}[2.8pc] {\addvspace{3pt}\bfseries} {\contentslabel[\thecontentslabel]{2.8pc}} {} {\hfill\thecontentspage} ⋮ \begin{document} ⋮ pagenumbering{roman} \setcounter{tocdepth}{整数(目次の深さ)} \clearpage \tableofcontents \clearpage \listoffigures \clearpage \listoftables ⋮ ドキュメント本文 ⋮ \end{ducument} 割と面倒ですが,役に立ちます.他に良い方法があるかもしれませんが,私には分かりませんでした. ページ作成情報参考資料
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