LaTeX表紙の作り方 (スタイルファイルの作成)
表紙のスタイルファイルの作成方法を示します.複数のユーザーが共通の表紙を使う場合に便利です.ここではいくつかのマクロを使い,表紙のスタイルファイル作成します.マクロの使い方も説明します.
目次
はじめに
ユーザーが独自の表紙のスタイルファイルを作成することも可能です.学校とか会社などで,表紙を揃えることに役立ちます.会社では,私は Word で作られた表紙と同じイメージのものを LaTeX で作成し,使っています.とても,重宝しています.
表紙を作成するためのマクロ
ドキュメントの表紙 (cover page) を作成するためには,いくつかのマクロを使います.そのマクロの使い方を説明します.
- \newif
- \newif は,新しいブール変数 (switch, condition, 制御綴) を作成します.「\newif\ifBoolVar」とすると,ブール変数 BoolVar が作成されます,通常は「\newif\ifBoolVar\BoolVarfalse」というように記載します.これで,ブール変数 BoolVar が false (偽) に初期化されます.「\newif\ifBoolVar\BoolVartrue」とすると,BoolVar は true (真) となります.
- \def
- マクロ定義.普通のプログラムの関数 (メソッド) の定義と同じです.以下の表に示す使い方があります.
| コマンド |
内容 |
| \def\命令{置換テキスト} |
例: \def\hoge{$\alpha\beta\gamma$です} 文中で \hoge とすると「αββです」が出力されます. |
| \def\命令引数{引数付き置換テキスト} |
例: \def\hoge#1#2{$#1\times 10^{#2}$です} 文中で \hoge{1.234}{5} とすると「1.234×105です」が出力されます. |
表紙の作り方の基本
挿入方法
ページ作成情報
参考資料
更新履歴
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